レヴォン・ヘルム

ジョン・ボーナム、ドン・ブリュワー、レヴォン・ヘルム。
この3人のドラマーには、どれだけのものをもらったのか計り知れない。
グランド・ファンク・レイルロードのドン・ブリュワーからは、感情を。
レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムからは、アイディアを。
ザ・バンドのレヴォン・ヘルムからは…
『格好良さ』てことになりますか。
ともかくこの人は格好良い。プレイのスタイルや衣装なんかが派手なわけではないが、ドラマーとしてはまさに「いぶし銀」という表現がふさわしい。
最初にやられたのも確かドラムというより、映画「ラスト・ワルツ」のインタビューのシーン。話に答えながら、マッチを擦ってタバコに火を点けるシーン、ビリヤードやってる姿や、もちろんドラムに座って歌う姿もだが、いちいちサマになっている訳だ。ま、もちろん映画だけど、中学生だった当時は登場するミュージシャンもボブ・ディランとロン・ウッド(ほんのチョィ)くらいしか知らなかったし。
そういえば俳優として映画にも出ていて、いちばん覚えてるのは「ライト・スタッフ」の、音速に挑戦するロケット機を上空まで吊り上げる爆撃機のパイロット役。食堂の黒人のおっちゃんからモップの柄をもらって、鼻歌でドラムスティックさながらにクルッと回すシーンでニヤッとさせる。モップの柄が何で要るのかは、ぜひ映画で。
ザ・バンドに関してはキリがないが、特に「ラスト・ワルツ」に関してあの映画が出来たのは、解散の原因とも云えるロビー・ロバートソンの為に、レヴォン・ヘルムが男気出して一肌脱いだから。ボブ・ディランが現場でやっぱり出演しないとゴネだして、ロビー・ロバートソンが頭を抱え、そこでレヴォン・ヘルムがディランの楽屋に説得しに行ったのだと。ザ・バンドの解散は当時、他のメンバーは著作権なんて知らず、作曲クレジットをロビー・ロバートソンが1人占めしていたのに怒ったから、なのにだ。
気がついたら二十歳くらいしか年違わない訳だから、「ラスト・ワルツ」の時は35~6歳か。俺がその歳の頃は何してたんだ。
所詮、器が違います。何もかも正反対だから憧れたのかと。人を愛し、愛されて、歌と曲と歌い手を活かすドラムに徹して。
2012年4月19日、享年71歳。自分がこんなにショックを受けたのも意外だった。
最新はライブ「Ramble at the Ryman」。文句なしお薦め♪
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